特別企画

「絵文字に平等をサポートしてください」人種差別の指摘にゆれるUnicode

なにが問題になったのか

 2014年9月29日から10月3日にかけて、スリランカのコロンボを会場にして、公的な文字コード国際規格「ISO/IEC 10646」の改訂を審議する国際会議(以下、コロンボ会議)が開催された。

 現在、我々が使うスマートフォン、タブレット端末、パソコン等は、ほぼすべて文字コード規格として「Unicode(ユニコード)」が実装されている。同規格は前述ISO/IEC 10646と文字セットを共有しており、制定団体であるUnicodeコンソーシアムもコロンボ会議に、リエゾン(投票権のない連繋団体)として参加している。

 このUnicodeコンソーシアムはアメリカに拠点を置き、Apple、Google等の有力IT企業を会員に持つ。その上、アメリカという国家として投票権のある代表団、そして委員長とプロジェクトエディターを出している。このようにUnicodeコンソーシアムは豊富な人材・組織を背景に、この分野では圧倒的な存在感を持っている。ところが、過去の経緯により文字の追加に関しては、その決定権を文字コード国際会議に委ねている。つまり、強大な力を持つ彼等をもってしても、この会議は無視できない。

 最近、Unicodeコンソーシアムの元に一部の絵文字が特定の人種に偏向しているとの指摘が寄せられたという。同コンソーシアムは検討の末に対応策を作成し、それをコロンボ会議に提出した。ところが各国はこれを了承せず、2つの対抗案を出して論戦が繰り広げたという。

 今やスマートフォンやタブレット端末において絵文字は欠かせない存在だが、これらは、もともと日本の携帯電話に実装されたものが起源だ。2009年に提案され、約1年の審議をへてISO/IEC 10646・Unicodeに収録された。そうした絵文字が人種差別的だと指摘されたのなら、日本に住む私たちも関係ないでは済まされない。

 そこでコロンボ会議の論戦をお知らせしたいのだが、その前に簡単に絵文字の実装状況を振り返っておこう。というのは、現在、絵文字フォントはカラー化が進んでおり、人種差別的ではないかという指摘はこうした状況と無関係ではないからだ。

 現在、絵文字のカラーフォントをサポートしているのは、OSベンダーではApple(2012年、iOS 5.1/OS X 10.7.3以降)、Google(2013年、Android 4.4)、Microsoft(2013年、Windows 8.1)だ。ただしカラーフォントのフォーマットは標準化されておらず、これら絵文字フォントは各OS間で互換性はない。ほかにTwitter、Gmail、Yahoo!メールなどは、OSに依存せずカラーの絵文字を入力、送受信、表示できるようになっている。

 他方で、Unicodeの規格票そのものはモノクロで印刷されている。いくつかの絵文字はその名前に色を含んでおり、これらは色が決められていると言えるが、その他の絵文字は、規格上どんな色で実装してもよい。そこで各社は自分の判断で絵文字の色を決めている。顔や人体の絵文字は、期せずして各社足並み揃えて明るい肌色で実装されているが、こうしたところに濃い色の肌を持つユーザーや、肌の色を使い分けたいユーザーの不満が生じる余地がある。図1はUnicodeコンソーシアムが提案に際しておこなった調査結果だ。

図1 Unicode規格票の絵文字と、各社の実装一覧表[*1]。左から規格票、iOS、Android、Twitter、Windows、GMail

Unicode案の内容と問題点

 Unicodeコンソーシアムがこの問題について対応策を提出したのは、コロンボ会議が始まる18日前、9月11日のことだった。それが「Skin tone modifier symbols」(「肌色の修飾子・シンボル」以下、Unicode案)[*2]だ。ここでは導入部で、各社が同種の肌色を実装している現状について〈当然のことだが、こうした均一性は多くの否定的な反応を呼び込んでしまった〉と総括し、多くのユーザーが複数のチャンネルを通じて、この問題に要望を寄せてきたことを紹介している。

 その上で対応策として提案されているのは、絵文字のうち人間や手・足等を対象に、肌の色調(濃淡/tone)を変える5つの符号だ(図2)。これは単体でも色見本(色のシンボル)として使用可能だが、顔や人体を表す絵文字の直後に置かれると、その絵文字と結合して定められた色調(tone)に変化させる修飾子としてふるまう(図3)。なお、色調の基準は肌の濃淡を表す「フィッツパトリックのカラー標準」[*3]に基づいている。

図2 Unicode案「WG2 N4599 Skin tone modifier symbols」にある5つの符号
図3 2つの符号が結合し色調を変化させる(WG2 N4599 Skin tone modifier symbols」より作成)

 では、Unicode案の問題点はなんだろう。おそらく多くの人がすぐに思いつくだろうが、過去の実装との互換性に問題を抱えることになる。符号の結合をともなう以上、これを実装するにはフォントの変更だけでなく、文字を描画するレンダリングエンジン、つまりOSやアプリケーション(ブラウザー等)の変更が必要だ。

 ということは、サポートしない旧バージョンのOSやアプリケーションでこれらの文字を表示すると「□」「?」などに文字化けする。対応済みのフォントに入れ替えた場合でも、レンダリングエンジンが未対応だから、結合せずに絵文字と色のシンボルが並ぶことになる。つまり送信側は絵文字の肌色を変えるつもりが、受信側では絵文字の色は変わらず、直後に色のシンボルが出現してしまう。実装方法によっては文字化けになるかもしれない。これを見たユーザーは混乱するだろう。

 ここまで読んだ読者の中には、符号が結合して文字を変化させるという意味で、漢字における細かな違いを区別する技術、IVS(Ideographic Variation Selector)[*4]との類似を感じとる人もいるかもしれない。しかし両者には大きな違いがある。それは互換性への配慮だ。IVSでは実装者は「default ignorable」(デフォルト・イグノラブル/初期状態では無視してよい)と規定するが、Unicode案は以下のように書いている。

レシーバー(受信者)は意図通りの明白な外見の肌色を得る必要があるので、そうした文字は「デフォルト・イグノラブル」であってはならず、バリエーション・セレクターを使う方法は追求されなかった。(前掲「WG2 N4599 Skin tone modifier symbols」より)

 つまり、Unicode案ではあえて互換性への配慮はせず、たとえ過去の実装で意味不明の表示が生じるとしても肌色の区別を徹底するとしている。この強硬な姿勢こそがUnicode案の大きな特徴となっている。

問題の中和化を図った日本エキスパート案

 こうした強い姿勢を中和しようとしたのが、コロンボ会議の真っ最中に提出された日本エキスパート案(「エキスパート」は専門家の意)「WG2 N4646 Proposal of Tone Modifier Symbols for Emoji」(絵文字のための色調修飾子・シンボルの提案)だ[*5]

 冒頭〈この提案はWG2 N4599(筆者注:Unicode案)に似ている〉と宣言するように、日本エキスパート案はUnicode案と酷似する。違うのは変化させる対象をUnicode案では顔や人体のパーツに限っていたのに対し、日本エキスパート案ではこれを拡大、絵文字または絵文字に由来するコード領域の文字であればなんにでも適用するようにしたところだ(図4)。下図ではケーキの色が変化している(チョコレートケーキになる)。

図4 日本エキスパート案における絵文字の色調変化(「Proposal of Tone Modifier Symbols for Emoji」より)

 日本エキスパート案の文中、会議では〈「肌色」(skin tone)という語を含む文字名があまりに議論の的になっている〉と述べているところからも分かるとおり、Unicode案の骨格はそのままに、規格として政治的な問題に深入りするのを避けるために肌色に限定せず、対象を拡大することによって無色透明な技術的解決策にしようとしたものと考えられる。

 ただし、日本エキスパート案では対象とする領域を広げたことにより、色の変更が必要ない絵文字まで対象に含まれてしまう。この問題について日本エキスパート案ではスイカの絵文字を例に挙げ、こうした場合は「処理系依存」(規格用語で、実装の定義にまかせる意)にすると述べている。つまり無視して赤いスイカのままにしてもいいし、極端にはまったく別の黄色や緑のスイカにしてもかまわない(図5)。

図5 色を変える必要のないスイカの絵文字では結合せず、スイカ+色見本の符号とする(「Proposal of Tone Modifier Symbols for Emoji」より)

限定対応を求めるアイルランド案

 以上2案とまったく違うアプローチをとるのが、同じくコロンボ会議の開催中にアイルランドが提出した「WG2 N4644 Proposal to encode Portrait Symbols in the SMP of the UCS」(UCSのSMP面における肖像シンボルの符号化)だ(以下、アイルランド案)[*6]

 まず、アイルランド代表委員のマイケル・エバーソン(以下、エバーソン[*7])は、冒頭〈多様性への疑問が指摘される必要があったことは明白〉として、この問題への対処が重要であることはUnicode案に同意する。その上で、Unicode案に対して「5つの色だけで本当に済むのか?」と疑問を投げかける。色の区別に対応することは、同時に際限のない文字の増殖を呼び込んでしまうという懸念だ。

 その上でエバーソンは、文字の結合による色調の変化という方法そのものに異議を唱える。たとえば、色調を変えた絵文字に対しバックスペースをした場合、正しく実装された環境では合成済みの絵文字と修飾子が同時に削除されねばならない。しかし、未対応の環境では修飾子だけが削除され、結果としてバックスペースをしても文字は消えず、色だけが変化することが起こり得る。

 ではどうすればよいのか。エバーソンが主張するのは単純な文字の追加だ。彼はUnicode案とその論拠(前掲図1)を精査し、人種多様性の要望があった絵文字を13文字と特定、これをフィッツパトリックのカラー標準にもとづき各4種類の肌色、つまり13文字×4種類=52文字分を追加すれば、ひとまず要求への対応はできるとした(図6)。

図6 アイルランド案で追加を提案された52文字。色調の種類ごと4列に並んでいる。よく見ると目鼻が飛んでいる文字があるが、これはフォントデザイナーでもある提案者が提案のため急いで作ったフォントのバグだとか(「WG2 N4644 Proposal to encode Portrait Symbols in the SMP of the UCS」より)

 彼にとって包括的に色調を変化させるUnicode案は〈存在しない問題まで解決しようというもの〉(前掲WG2 N4644)なのだ。エバーソンは慎重に言葉を選びつつ、こう指摘する。

私は「民族」が国家の問題であることを知っている。しかし、「すべての文字」の色調を変える提案は、国際標準のため不合理な高さにまで政治的「正当性」を必要とするものだ。そう、いくつかの文字は、肌色の表示によって利益を得るのだ(前掲「WG2 N4644」より)。

 つまり、この問題に対応することで利益を得る人々がおり、そうした人々が言う政治的正当性に過剰反応すれば、標準自体が不合理におちいることになる。問題に対処すること自体は必要だが、要求のあったものに絞って対処することが重要だろう、そうエバーソンは主張する。実際、この提案によればフォントの変更で済み、対応は簡単というメリットがある。

 ただしデメリットとして、将来なんらかの人種偏向について指摘があり次第、肌の色の違う絵文字を追加する必要があることが挙げられる。つまり最終的にどの程度文字を追加すればよいか、現時点では予測不能なのだ。また、この方式を採用した場合、将来人体に関する絵文字を追加する際に、デザインは同じで肌の色だけ違う数種類の絵文字を同時に収録することになるだろう。

日本エキスパート案の提案者、小林龍生の回答

 取材の過程で日本エキスパート案の提案者でもあり、2010年まで文字コードの公的標準機関の議長を務めていた旧知の小林龍生に、Twitterで直接提案の意図について質問したところ、以下のような返答をくれた。

妥協可能な呼び水案を提出して、議論の幅を拡げたかった。べつに、エバーソンの案に落ちても構わない。要は、複数のプロポーザルの中で議論する環境を作ること。
放っておくと、アメリカは強行突破しかねなかった。そうすると、上位機関レベルで、ぜったいに問題になる。

 これは私にとって意外だった。この時点では、アメリカ(=Unicodeコンソーシアム)がそれほどこの問題を重要視しているとは思っていなかったからだ。それを口にすると、小林はこう答えた。

それほど人種問題は恐ろしい。文化が違うと、受け取り方も全く異なる。
規格としては無色透明にした上で、技術的な実現方法を提供する必要がある。実装コストは、そのような透明性を確保するためのもの。

 現場を知る小林の回答によって、なぜUnicode案が互換性重視というセオリーを無視してまで、この問題に対処しようとしたのか分かったような気がした。もしかしたら、Unicodeコンソーシアムの人々を突き動かしていたのは、今まで守り育ててきたUnicodeという規格が、人種差別という自分達には関知できない政治問題によって壊されるのではという、恐怖の感情ではないだろうか。

広がる人種的な多様性を求める

 実際に調べてみると、Unicodeコンソーシアムがそのような感情をいだくほど、この問題は驚くべき広がりを持っていることが分かってきた。まず、前述したことだがUnicode案には、多くのユーザーがさまざまなチャンネルを通じて、この問題に対して要望を寄せてきたことが書かれている。そして文書末尾には「バックグラウンド」(背景)として、2つのキャンペーンサイト(主張をし、その賛同者を得るためのウェブページ)を引用している。

 1つのタイトルは「Apple、Googleへ:平等をサポートしてください。多様な絵文字を作ってください!」[*8]というもので、提唱者は12歳の少女。彼女はiPadでポエムを作っていたとき、さまざまな人種の絵文字があるとよいと思ったという。サマーキャンプでキャンペーンサイトを知り、このページを立ち上げたようだ。ページのフォーマット上、作成日時は不明(約1年前?)だが、2014年10月4日時点で750人の署名を集めている。

 もう1つのタイトルは「絵文字キーボードに、より多くの多様性を追加して」というもの[*9]。こちらは4611人もの署名を集めている。そして、冒頭誇らしげに「WE WON!」(我々は勝った!)とあるように、Appleから前向きな回答を引き出している。

 サイトに報告されていることを整理すると、次のような経緯になる。まず、この署名サイトを立ち上げた後、若者向けの著名なニュースサイト「mtv act」の記者が目にとめた。記者はこのサイトでの訴えをAppleのCEO、ティム・クックにメールで問い合わせたところ、ただちにそのメールは国際担当副社長、ケイティ・コットンに転送され、彼女から概略次のような返事があった。

「私たちはあなたに同意します。私たちの絵文字はUnicodeに基づきます。Unicodeは多くのプラットフォーム間で、正確に表示されることが必要です。絵文字キャラクターセットはより多くの多様性があるべきで、我々はUnicodeを改訂するために、Unicodeコンソーシアムとともに緊密に働きます」(joey parker, “What Does Apple Think About The Lack Of Diversity In Emojis? We Have Their Response.” mtv act. より)

 この成果を「mtv act」が記事にしたところ[*10]、今度はイギリス「BBC」が知るところになり、一連の顛末が再度記事にまとめられた[*11]。そうしてこの署名サイトは成功裡に閉じられた。

 AppleはUnicodeコンソーシアムの創設メンバーなので、Unicode案の強硬な姿勢はこれで説明がつく。しかし話はまだ終わらない。Unicode案はUnicode技術委員会という会議の議決に基づき作成されたものだ。この会議は年4回開催され、議事録が公開されている[*12]。これを見ると、Unicode案の作成以前に、外部から少なくとも2つの提案があったことが分かる。

 1つは国名は不詳だがアフリカ人による「アフリカ的な絵文字」[*13]、「アフリカ女王の絵文字」[*14]という2つの提案。もう1つは2人のインド人による提案。彼等は電子メール・SNSとAndroidデバイスを組み合わせた幼児向け言語教育システムを開発・販売しており、その経験から特定の人種に偏向しない絵文字が必要なことを痛感、Unicodeコンソーシアムに提案してきたのだ[*15]

 12歳の少女にはじまり、4611人の署名、Appleの約束、定評あるニュースサイトでの報道、そしてアフリカ、インドというまさに従来の絵文字レパートリーが想定していなかった地域からの提案。このようにUnicodeコンソーシアムの元には、まるで燎原の火が広がるように特定の人種に偏向しない絵文字を求める声が寄せられていた。Unicode案はこうした動きの結果、作られたものだった。

日本生まれの絵文字が人種偏向とされた意味

 おしまいにコロンボ会議の結果をお伝えしておこう。結局、この問題の結論は次回以降に持ち越された。すなわち水入りである。Unicodeコンソーシアムは次回に向けて、コロンボ会議での反論を踏まえ提案を改訂することになる。10月3日付でコロンボ会議の議決書が公開されているが、以下のように述べている[*16]

  • 「人類の絵文字用の色調」(Tones for human being emoji)は改訂の候補に加えられる。(勧告番号M63.12)
  • 今後Unicodeコンソーシアムは、「人類の絵文字用の色調」の公開レビューをおこなうが、各国代表団はこれに注意を払う。(勧告番号 M63.13)

 さて、私たちは今回の問題をどう考えればよいのか。Unicodeの絵文字は、もともと日本の携帯電話用に作られたキャリア3社の文字セットに由来する。2000年代初頭、3社は激化する販売競争の中で、絵文字を情報交換の基盤としてよりユーザー囲い込みの機能と考え、恣意的な拡張を繰り返した。やがて携帯電話の普及率が9割に近づくと、3社間で絵文字が互換性がないことが問題になり、2006年に相互に変換するサービスが開始される。しかし文字セットの非対称性ゆえ文字化けが頻発、いつまでもこの問題を解消することはできなかった。

 Unicodeへの収録は、こうした相互運用性の問題を解消するものだった。ただし、その提案者は日本のキャリア3社ではなく、Google、Appleという、スマートフォンによる日本市場制覇を狙うアメリカIT企業によるものだったことを忘れてはいけない。彼等は自分達の製品と日本の携帯電話との間で、なるべく高い互換性を実現するため、絵文字のなかにUnicode既収録の文字と似たものがあっても、なるべく統合せず新規に収録するという「特別待遇」をした[*17]

 しかし、この「特別待遇」は、携帯絵文字というきわめてローカルな日本の文化を、Unicodeがそのまま呑み込むことを意味していた。今回の人種多様性の問題は、ひとえに大元である日本の携帯絵文字が持っていた性質によるものだ。もっとも、だからこそ私たち日本に住む者どもは、携帯絵文字とよく似た絵文字をiPhone/iPadやAndroidでも使えるのだが。

 文中で日本エキスパート案の提案者、小林龍生の回答を引用したが、最後に彼は次のような言葉で締め括っていたことを報告して、本稿を終えることにしたい。

絵文字でパンドラの箱を空けてしまったのだから、コストはみんなで負担するしかない。

(文中敬称略)

注釈

[*1]……“Draft Emoji Data (Full)”Unicodeコンソーシアムhttp://www.unicode.org/reports/tr51/full-emoji-list.html

[*2]……“WG2 N4599 Skin tone modifier symbols” Unicode Consortium, 2014-09-11http://std.dkuug.dk/JTC1/SC2/WG2/docs/n4599.pdf

[*3]……“Fitzpatrick Skin Type” Australian Governmenthttp://www.arpansa.gov.au/pubs/RadiationProtection/FitzpatrickSkinType.pdf

[*4]……“UTS #37 Unicode Ideographic Variation Database” Ken Lunde et al. 2011-11-07http://www.unicode.org/reports/tr37/

[*5]……“ WG2 N4646 Proposal of Tone Modifier Symbols for Emoji” Tatsuo Kobayashi et al. 2014-10-01http://std.dkuug.dk/JTC1/SC2/WG2/docs/n4646.pdf

[*6]……“WG2 N4644 Proposal to encode Portrait Symbols in the SMP of the UCS” Michael Everson, 2014-10-02http://std.dkuug.dk/JTC1/SC2/WG2/docs/n4644.pdf

[*7]……“About Michael Everson” 2005-04-30http://www.evertype.com/misc/bio.html

[*8]……“Apple and Google: Support Equality. Make Diverse Emojis!” Alanna Curtishttp://www.change.org/p/apple-and-google-support-equality-make-diverse-emojis?lang=ja

[*9]……“Apple: Add More Diversity to the Emoji Keyboard”https://www.dosomething.org/petition/emojis#

[*10]……“What Does Apple Think About The Lack Of Diversity In Emojis? We Have Their Response.” joey parker, 2014- 03-25http://act.mtv.com/posts/apple-responds-to-lack-of-diversity-in-emojis/

[*11]……“Apple seeks greater emoji racial diversity” Leo Kelion, 2014-03-26http://www.bbc.com/news/technology-26749867

[*12]……“Draft Minutes of UTC Meeting 140” 2014-08-21http://www.unicode.org/L2/L2014/14177.htm#140-C28

[*13]……“Afrocentric Emoji” Nzewi uchenna, 2014-05-24http://www.unicode.org/L2/L2014/14144-afro-centric-emoji.pdf

[*14]……“African Queen” Nzewi uchenna, 2014-06-02http://www.unicode.org/L2/L2014/14145-african-queen.pdf

[*15]……“Report on Diversity Emoji Use in iDiversicons and Proposal to Add New Emoji from iDiversicons Collection to Unicode” Katrina Parrott, al.http://www.unicode.org/L2/L2014/14154r-idiversicon-emoji-rept.pdf

[*16]……“WG2 N4604 Recommendations from WG 2 meeting 63” 2014-10-03http://std.dkuug.dk/JTC1/SC2/WG2/docs/n4604.pdf

[*17]……小形克宏「ISO/IEC 10646への絵文字の収録」2012年(http://www.slideshare.net/ogwata_1959/isoiec-10646-emoji-entry-to-ucs

小形 克宏

文字とコンピューターのフリーライター。2001年に本誌連載「文字の海、ビットの舟」で文字の世界に漕ぎ出してから早くも15年が過ぎようとしています。知るほどに「海」の広さ深さに打ちのめされる毎日です。Twitterアカウント:@ogwata